今回は、頚椎の整体術に関するお話です。
当院では、腰椎の整体と同じくらいの頻度で、頚椎の整体も行っています。
やはり、人間の体の運動器の中で腰と首は、トラブルを起こしやすい2大巨頭ですね。
不定愁訴に対する首の治療
今回は、首が悪いことによる不定愁訴にスポットを当てています。
不定愁訴というのは、
ザックリ言って、
あまりハッキリしない症状のことです。
重い、だるい、疲れ易い、凝り易い、などなど…
あまりハッキリしない痛みや痺れも含まれますかね。
こうして書くと何か軽い症状のようですが、決してバカにはできません。
確かに一つ一つの症状は軽度なものも多いのですが、いくつもの症状が併発したり長期間続いたりしますので、患者さんのストレスは相当なものになっている場合が多いのです。
危険なものもある!
そして、不定愁訴といっても、中には危険な病気が隠れている場合もあります。
適正な手当てをしているのに全く改善しない場合や、
不自然な症状が現れている場合などは、
病院での精密検査をお勧めすることもあります。
逆に言えば、
レントゲンやCTスキャン、血液検査などで何も無かった場合に、
「首が悪い」
という診断がされるのです。
頚椎の整体治療
実際の治療風景の動画をUPしました。
なんか喋りながら、ひょいひょい動かしているように見えるかもしれませんが、慎重な手技が要求される関節です。
デリケートで重要な場所なので気は抜けません。
この手技は、動かしながら頚椎のアライメントを整えています。
動かすスピードや回数、角度などは患者さんの状態によって異なります。
患者さんによっても違いますし、同じ方でもその時の症状やコンディションによって使い分けないといけません。
当たり前のことですが、やり方を決めてしまっては合わせられません。
マニュアル化するのが難しい、というか出来ないです。
しっかりアライメントが整うと、不定愁訴の大部分は消えてくれます。