外反母趾で悩んでいる方は多いですよね。
市販の装具なども色々売っていますが、整体術としても治療が可能です。

当院でも外反母趾の治療を希望される方は多いですが、それ単独で来院される方は少ないです。
他の場所の治療のついでにすることが多いですね。

足の指

 

外反母趾の整体術

実際の施術を動画に挙げてあります。

 

ただ、ちょっとタオルが大き過ぎましたね。
見難かったですね。
すいません。

施術の目的としては、足の横アーチを作ろうとしています。

人間の足には、緩いカーブがついています。
土踏まずの部分が一番凹んでいて、その周りは出っ張っていますよね。
この足の裏のカーブの縦方向(踵からつま先方向)を縦アーチ
横方向(親指から小指方向)を横アーチといいます。

このアーチが、だんだん無くなって来るのです。
縦アーチが無くなってくると、偏平足といわれる状態になります。

そして、横アーチが無くなってくることが外反母趾の大きな原因になっています。

施術としては、足根骨という指の付け根の骨を操作しています。
指の根元辺りの操作では、あまり効果がありません。
もっと根元を動かします
ちょっと痛いんですけどね。

 

外反母趾を防ぐには

外反母趾の原因として、よくハイヒールや幅の狭い靴を履いていることを言う方がいますが、私は違う意見です。

幅の狭い靴などは、痛みを誘発する原因にはなりますが、これは単に当たるから痛いだけで、親指の変形とは直接関係していないと思います。
痛みを避けるために、痛いところに当たらない靴を選ぶのはいいですが、外反母趾を防ぐことにはなりません。

外反母趾を治すには、やはり横アーチの回復が必要です。

そのために自分で出来ることは、重心を親指側にすることです。
重心が小指側にあると、横アーチがますます減ってしまいます。

親指が痛いので、重心をそちらに置くことは難しく、それが悪いスパイラルになってしまっているケースが多いです。
そのために、親指側の痛みを避けて、重心を内側にするために、幅が広く痛くない靴を選んだほうがいいのです。

そして、それだけでは不十分なときには、装具などを利用するのも有効です。
そのときは、横アーチを補助するような装具がいいと思います。
親指を人差し指から離すだけの装具には、あまり意味がありません。

効果的な装具は、当院にもいくつか用意してあります。
これについては、また記事を改めて書きたいと思います。