今回は、背中が痛い方に対する整体治療についてです。
背中といっても広いのですが、
今日の記事は、両方の肩甲骨の間辺りの痛みの治療です。
コツがわかれば簡単な整体の部類に入りますが、闇雲にやると返って傷めてしまうこともありますので、注意が必要な場所でもあります。
原因は腕の使い過ぎが多い
背中の痛みは、自然気胸だったり、呼吸器系や循環器系の疾患の可能性もあるので鑑別が必要です。
でも、多くの場合は腕の使い過ぎのケースに見られます。
重いものを持ったり、細かい作業で背中に力が入っていたりした後に出現しています。
この場合、痛みのある場所の肋骨が少し出っ張って触れます。
この肋骨と背骨とのアライメントの不都合が痛みの原因と考えています。
正確な直圧が大事
治療は、この肋骨を押し込むだけです。
背中側に浮いてしまっている肋骨を戻すのです。
考え方は非常に単純です。
でも、肋骨の中心を正確に捉えて、直圧を加えないとダメです。
指圧の心得のある方なら分かると思いますが、正確な直圧が必要です。
角度が違うと効果はありませんし、悪化することもあります。
また、経穴の場所とは違う場所を押すことになります。
元々はマッサージ、指圧師だったので、私も最初は戸惑いましたが、ちゃんとやれば非常に効果的です。
この施術をするようになってから、肩甲骨剥がし、などの施術は滅多にやらなくなりました。
必要ないことが多いので。
実際にやっているところの動画です。
普通に指圧をしているように見えますよね。
でも、似ているだけで指圧とは違うんです。
患者さんも、痛いところに指圧されているとしか感じてないかもしれませんが、意外と奥が深いんです、
というお話でした。